長屋宏和
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第10章 夢のF3初走行。そしてフォーミュラードリームオーディションでは・・・
2000年フランスから帰って、「スキルスピード」さんのF-3に乗れるチャンスを頂き、TIサーキット英田で前年度、伊藤大輔さんがマカオグランプリで3位になった車を乗らせて頂くことになりました。F-3の印象は、凄いパワー、凄いスピード、そして、横Gの凄さ。その全てに圧倒されてしまいました。乗ってみて想像以上だったし、F3くらい乗りこなせるだろう…と、少しなめていた自分の気持ちがずたずたに崩されました。
その後、フォーミュラードリームのオーディションがあり、受けさせていただきました。「自分をアピールしないと受からない。」と思っていたので、自分の100%以上の力で走りました。走りは問題なく、結果も合格だったのですが、その内容はかなり強い印象を与えたようです。
その内容とは…。フォーミュラードリームのオーディションではストレートにシケインを作り、そこを減速して通過するのが普通なのですが、僕はそこを誰よりも速く走ろうと決めていたのです。なぜなら、そこが皆から見える場所だったからです。そのシケインは
パイロンで出来ていたので、僕はおもいっきりいったのですが、張り切りすぎて、毎周のようにパイロンを飛ばし、終いにはウィングにパイロンをかついでデグナー2つ目まで運んでしまったのです。夢中になって走っていた僕は、なんでこんな所にパイロンがあるのか分からず「邪魔だなー。」と本当に思っていました。まさか自分が持ってきたとは思いもよらず・・・。走行時間は2セッションあり、1セッションが終わってピットに戻ると「お前、帰りたいのか?」と言われてしまったため、2セッション目は慎重に走りました。
今ではこの話、FDでは有名になり、笑い話として残っているようです。でも、オーディションで強い印象を与えたことでは、絶対1番だと思っています。
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