長屋宏和
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第1章 レースを始めたキッカケはF1

 レースを始めたきっかけは、僕が中学1年生の時、大親友「まさよし」のお母さんが、 ある朝、突然僕の家にやって来て、「実は今週末のF-1を見に行くの。まさよしは 今日から行くみたいよ。」と言ったのです。それを聞いて、僕もF-1が無性に見たくなり、翌日はまだ学校があるのに、土曜日は学校をさぼることにして、金曜の夜、まさよしと 2人で新幹線に乗り、始めての鈴鹿サーキットへ向かったのです。 あの時、もし、まさよしのお母さんが僕の家に来なかったならば、僕はレースを始めていなかったかもしれません。 その年のF-1はホンダ撤退の年で、日本人ドライバーでは片山右京さんが走っていました。 当時、僕はアイルトン セナのファンでした。僕は、小学6年生の時からぜん息が始まり、そのF-1に行く時もぜん息がひどかった記憶があります。鈴鹿に着くと、その夜からは、まさよしのお母さんの車の中で、僕とまさよし、まさよしのお母さん、まさよしの弟と、4人で過ごしました。でも、F-1の観戦チケットは2枚しかなく、交互に見ることになりました。F-1を見て驚いたのが、あの音と、見たこともないスピードでした。 僕が見た場所は、シケインだったので、シフトダウンの音など、いろんなことに感動しました。 実は、僕が小学4年生の頃、母親に「誕生日プレゼントは何がいい?」と聞かれ、原宿に見に行ったところ、丁度、なぜかレーシングカートを売っていて、「これ欲しい!欲しい!」と母親にねだったら「身長と体重が足りないから無理よ」と言われ、諦めたことがありました。今考えてみると、レーシングカートに身長、体重の制限なんてありませんよね。 まんまと母親にだまされたのです。

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